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大学に求める条件と優先順位が決まったら、いよいよ大学選びです。
大学についての情報をインターネットを使って集めるシニアの方も多いと思います。その際、大切な注意点がいくつかあります。
一つ目は、日付のチェックです。
大学の状況は常に同じというわけではありません。時が経つにつれて大学の状況も変わっていきます。
とあるサイトで目当ての大学を見つけて、1クラス人数が7人と書いてあったとしましょう。もしそのデータが5年前のものだった場合、もしかしたら今は15人に増えているかもしれません。
ネット上のデータは必ずしも常に最新というわけではありません。日付をチェックする習慣を身に付けてください。
また、サイトによっては日付自体を明記していないところもあります。こういったサイトはデータに対する姿勢がいい加減であり、情報収集の怠慢を日付を明示しないことで意識的に隠している場合もあります。情報源として利用するに値しません。
2つ目は、形容詞表現を排除して客観データで把握することです。
例えば、ある留学仲介業者のサイトで「1クラス人数が少ない!」と書いてあったとしましょう。少ないから良いなと思い、その大学への留学を申し込んだ。ところが行ってみると1クラスに20人もいる。クレームを付けたところ、「北京の大規模校だと1クラス25人以上います。それに比べれば少ないですよ。」と言われた。
どう思われますか? これは一方的に留学業者だけが悪いとは言えません。
「少ない」というのは形容詞です。形容詞表現は人によって基準が異なります。ですので、その大学への留学を決める前に、何を基準として少ないと言っているのか、その少なさ度合は自分の基準でも少ないのか、それをちゃんと確認しないといけないのです。
こういったことを防ぐために、情報を集めているときに形容詞表現が出てきても、そのまま真に受けないように習慣付けてください。
そして、できるだけ数字などの客観データを求めるようにしてください。例えば留学業者に、この大学は日本人が少ないですよ、と言われた時、少ないとは何人か?全体の何%か?と必ず客観データを出すように求めてください。そうすればあとになって恨み言を言わずに済みます。
3つ目は、体験談やブログに書かれていることを過信しないことです。
留学した人の体験談や、留学中に書かれたブログは、その大学についての生の情報を得られる情報源であることは事実です。しかし、体験談やブログには落とし穴が3つあります。
1つは過去の情報であるということです。寮がきれいだった、と書かれていたとしても、それは過去の一時点においてきれいだっただけのことです。現在もきれいである保証はありません。
もう1つは狭い範囲の評価だということです。例えば、先生の教え方が分かりやすかったと書かれていても、それは体験談を書いた人の授業を担当した先生についての情報に過ぎません。それ以外の先生はとんでもなく下手くそである可能性もあるわけです。
そうして3つ目は、体験談やブログのほとんどが主観判断ばかりであるという点です。学食の料理が美味しかった。それはブログの筆者の口に合っただけです。
決して体験談やブログを見るなという話ではありません。そうではなくて、体験談などを読むときは、過去のことであり、一面だけであり、主観判断であることを分かった上で読み、そのあとで検証という作業をしてください、ということです。
例えば、1クラス人数が5人だったと書かれていたら、今でも5人なのかを何らかの方法で確認する必要がある。そのまま5人で納得、了解してしまってはいけない、ということです。
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